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【がん治療専門医への質問17】成人性T細胞白血病及び急性リンパ腫の症例の効果があまり聞かれませんが、何か心強い情報があればお聞かせ願えませんでしょうか。期待しているのですが。
【がん治療専門医への質問】

成人性T細胞白血病及び急性リンパ腫の症例の効果があまり聞かれませんが、何か心強い情報があればお聞かせ願えませんでしょうか。期待しているのですが。



【がん治療専門医からの回答】

アガリクスが成人T細胞白血病/リンパ腫を直接治すという可能性は少ないと思います。しかし、この病気に対して行われる抗がん剤治療の副作用を軽減したり、感染症に対する抵抗力を高めることによって、間接的な治療効果を期待することはできます。

成人T細胞白血病/リンパ腫の治療として一般に行われているのは、抗がん剤を用いた化学療法です。多くの場合、複数(4種類程度)の抗がん剤を使用しますので、副作用も強く、正常な白血球や血小板の減少、吐き気、脱毛、口内炎、肝臓や腎臓、肺、心臓、神経系などの副作用を生じ、重症の肺炎などの重大な合併症をおこした場合には、死につながる場合があります。アガリクスには、免疫力を高めたり、体力や食欲を増進して、抗がん剤による副作用を予防する効果が期待できます。

また、成人T細胞白血病リンパ腫は、通常のリンパ腫に比べ、ウイルス感染症、カビによる感染症、カリニ原虫による肺炎、糞線虫症など、健康な人にはほとんどみられない特殊な感染症(これを「日和見感染症」といいます)がおこりやすいことが知られています。これは、ウイルスがヘルパーT細胞に感染して細胞性免疫を低下させるからです。

アガリクスには細胞性免疫の活性を高めることが知られていますので、このような日和見感染を予防することによって、延命にもつながると思います。

白血病やリンパ腫で、抗がん剤が効きにくい場合には、最近はサリドマイドのような血管新生阻害剤を併用すると効果があるという報告もありますので、望みのもてる治療法はまだあります。現在の病状や治療の状況など判れば、さらにアドバイスすることはできます。


銀座東京クリニック  院長 福田一典






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■がん治療の専門医師

銀座東京クリニック院長
福田一典

昭和53年熊本大学医学部卒。
熊本大学医学部第一外科、鹿児島県出水市立病院外科勤務を経て、昭和56年から平成4年まで久留米大学医学部第一病理学教室助手。
その間、北海道大学医学部第一生化学教室(昭和59年~60年)と米国バーモント大学医学部生化学教室(昭和63年~平成3年)に留学しがん(癌)の分子生物学的研究を行なう。
がん(癌)関連の著作多数。


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