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子宮頸がん(癌)の原因
子宮頸がんの発生には、ヒトパピローマウイルスの感染がかかわっていることがわかっています。
ほとんどは性交渉によって、男女の性器に感染します。性体験の早い人、不特定多数のパートナーと性交渉をもつ人などのほか、中絶経験のある人、妊娠・出産の経験が多い人に、子宮頸がんがおこりやすいという報告もあります。
しかし、ヒトパピローマウイルスは、10歳~20歳代の約4割、30歳~50歳代の約2割の女性から検出されるほど、ありふれた感染症です。
男性はヒトパピローマウイルスに感染しても、細胞ががんになりにくく、症状もみられません。
ヒトパピローマウイルスに感染した場合でも、ほとんどは体内の免疫によってウイルスが消失します。
ただし、一部が持続感染して、細胞組織が変異をおこすと、子宮頸がんができる可能性があると考えられています。
ヒトパピローマウイルスの感染から、がん発生に至るまでのメカニズムはすでにほぼ解明されており、定期的な検診によって前がん状態(がんが発生する前の異型細胞)での発見も可能となっています。
前がん状態には、軽度異形性、中等度異形性、高度異形性と、すべての細胞ががんに変化するまでに3段階ありますが、前がん状態になったからといって、すべての人が高度異形成になり、子宮頸がんに進行するわけではありません。しかし、前がん状態と診断された場合は、進行の可能性があるということですから、定期的に検診を受けながら進行状態を確認することが必要です。






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■がん治療の専門医師

銀座東京クリニック院長
福田一典

昭和53年熊本大学医学部卒。
熊本大学医学部第一外科、鹿児島県出水市立病院外科勤務を経て、昭和56年から平成4年まで久留米大学医学部第一病理学教室助手。
その間、北海道大学医学部第一生化学教室(昭和59年~60年)と米国バーモント大学医学部生化学教室(昭和63年~平成3年)に留学しがん(癌)の分子生物学的研究を行なう。
がん(癌)関連の著作多数。


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