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【食道がん患者さんの治療・闘病体験記2】「お父さん、本当はどうしたい?」と聞いてみたい・・・
■こういう状況になって初めて私は悪い介護人だった、文句ばかり言っていた、もっと優しく接してあげれば良かったと、今頃気がついたダメ娘です。

4月17日より服用開始したアガリクスのAICPLUS(エイアイシープラス)も早1ヶ月が経ちました。私の実父は今年で満89才、パーキンソン病の80才の母と昨年8月迄2人暮らしをしておりました。2人共用介護なので平成8年から私が実家に通って看て参りましたが、母が車椅子生活、又、父も軽い痴呆が現れる様になり、介護保険を利用しても私一人での通所介護ではとても間に合わず、不本意ながら昨年2人で我家から近くのホームに入居してもらいました。入居してもらってからは通院日は朝からですが、それ以外は午後から週に3日のペースで顔を見に行っています。通院も頼めばやってもらえますが、生活費とは別料金ですし、両親の身体の事は私が一番良く解っていますから他人に頼む事に不安があります。父の病気は2人共ホームの環境に慣れ、両親にとっても、又、私にとってもこれから少しは平穏な日々をと一安心した矢先の出来事でした。3月に食道がん、胃転移が発見されました。18年前に直腸がん、平成14年2月に大腸がん(2ヶ所)の摘出手術を受けました。ようやく落ちついてきたと思っていた処、術後2回目の年1回の定期検診を受けた際、病的な貧血がわかり、上部消火管検査をして頂いた結果、がんを告知されました。過去2回は何とか生還致しましたが、今回は転移もあり、又高齢でもあり、手術は不可能、あとは抗がん剤と放射線という治療法...。89才の父にとっては治療や副作用のきつさを考えると私達家族は、未だに決心がつかないままですが、一応病院には入院を申し込んであり、ベッド待ちの状態です。最終検査が5月末にあり、他臓器への転移有無の結果により方針を決めたいと思っています。父には1度目の手術よりがんであるとは伝えておりません。又、今回は母にも話せないまま、1日延ばしになっています。最近心臓も思わしくなくニトロを手離せない毎日。話した事がショックで大発作が起きたらと考えると踏み切れません。でも夫婦ですからね。近い内にはと思ってますが、ほんとに気が重いです。依ってAICPLUSも医師より処方された薬といって飲んでもらっています。幸い香ばしいお茶に似た味なので飲む事は苦ではない様です。こんな事になるなら実家に居てもらえば良かった。何故私はもっと頑張れなかったんだろうと一時は後悔の念でいっぱいになりました。要介護24時間体制の中で絶対無理だったんだと頭では解ります。でも、こういう状況になって初めて私は悪い介護人だった、文句ばかり言っていた、もっと優しく接してあげれば良かったと、今頃気がついたダメ娘です。治療することになるか、自然に任せるか、まだ未定ですが、いずれにしても苦痛だけは与えたくないです。AICPLUSの服用によって少しでも辛さが緩和される事を切に願っています。親は有難い存在です。でもそれと同じ位”重い”です。ましてや、親の事とはいえ、人の生命の分かれ道を自分が決めなければならない重さに押しつぶされそうです。「お父さん、本当はどうしたい?」と聞いてみたい。でもそれをしたら自分の気持ちはちょっぴり楽になるけど、その分父は辛くなる。これから私は何をしたらいいのか、何が出来るかそればかり考えてる毎日です。








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銀座東京クリニック院長
福田一典

昭和53年熊本大学医学部卒。
熊本大学医学部第一外科、鹿児島県出水市立病院外科勤務を経て、昭和56年から平成4年まで久留米大学医学部第一病理学教室助手。
その間、北海道大学医学部第一生化学教室(昭和59年~60年)と米国バーモント大学医学部生化学教室(昭和63年~平成3年)に留学しがん(癌)の分子生物学的研究を行なう。
がん(癌)関連の著作多数。


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